もっと感動する横隔膜2017年08月09日 23:20


上の図は、横隔膜を下から覗いた図。



横隔膜には、穴がある。

見た目には二つのように見えるが、
実は三つ。
下大静脈と大動脈と食道のための穴。

確かに、この三本が下まで来ていてくれないと
とても困る。


白い部分のちょっと左寄りにある大きな穴が、
下大静脈の穴。
背骨の手前、真ん中辺りの赤い穴が、
食道のための穴。
そして、そのちょっと下にある穴が、
大動脈のための穴。


この中で、食道のための穴は、
ちょっと仕組みが違うようだ。
ただの穴ではなく、
筋肉が交差するように、ねじれるように付いている。
吸う度に、食道を閉じているのではないかと考える。
上から圧がかかるものね。
そして、もしかしたら、消化も手伝っている。
上からもみもみしてる感じ。


すごいでしょう?


そして、血管の方の穴も、
呼吸の度に、揉まれるようなことになるはずで、
これまた、からだに良いことを手伝っている。


すごいでしょう?


呼吸って、本来は横隔膜だけでも
これだけのことをしてくれられるはずのようだ。


この力、
使っていますか?



ここで一つ、私うんちく。
横隔膜から上、
肋骨に入っている臓器は、呼吸関係。
横隔膜から下は、
食べ物、消化に関する臓器が入っている。
こう、覚えておくと覚えやすくないですか?


面白いでしょう?


とても理路整然と、
皮膚という袋の中に整理されています。


私たちが生まれ持った幸せなことの一つ、です。

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