生まれ持った力を呼び起こそう2017年08月16日 23:22


まず、ここ何日かのまとめをしましょう。

呼吸は横隔膜が主導権を取り、
その伸び縮みでしている。

表現する声は、
息を出すのではなく、
声を響かせることが大切。

横隔膜と大腰筋は、バランスを取り、
拮抗することで、声に張りが出る。


このようなところが、
歌う私のからだのポイントかと思います。



足指ぱっちん
ふうせん呼吸練習

試されましたか?


この効果が出始めていると、
今日お伝えすることは、
ますます効果を上げ、
加速度が付き、パフォーマンスが良くなると思います。


おへそ呼吸練習
ストロー呼吸練習
も、横隔膜のストレッチ効果が高いです。



さて、大腰筋。
この筋肉は大きいです。
これが、固く縮んでいたり、
緩んで伸びちゃっていたり、
していると、
骨盤の傾きが変わって来るようです。

骨盤の傾きが変わると、
と言うか、理想的な位置にないと、
横隔膜は理想的に動くことがむつかしくなります。


そして、歌いながら、
或いは声を出しながら、
骨盤の角度は、少し動きますので、
腰の柔らかさも重要になってきます。
この動きが、声のハリと
息の長さ、を支えていると感じています。



大腰筋の緩め方、鍛え方は、
なんとYou Tube でも、たくさん上がっていますので、
そちらでも、わかりやすく、やりやすいものを
選ばれるといいと思います。
ある程度続けていくことになるからです。



私のお奨めは、腰回しです。
これは気功のトレーニング方法の一つ。
ただし、効果が高すぎる嫌いがあるので、
少しずつ、様子を見ながら焦らずにお試し下さい。
特にヘルニアや痛み、怪我などのある方は、
無理しない方がいいです。


まずは、ストレッチ。
立って、股関節から前にゆっくり曲げて、
上半身の力をだらりと抜き、腰を緩めていく、とか。
ヨガの鋤のポーズをする、とか。
腰を緩めておきましょう。


腰回し、は完成形です。
その前に、骨盤スイングはいかがでしょう。
腰幅よりちょっと広めに脚を開いて立ち、
両方の骨盤の縁に親指を引っかけて、左右に揺らします。
骨盤がゆりかごになったように。。。

・・・これはどうも、これをするための椅子?
などの器具が売られているようですね。。。



で、腰回しは、その流れで、
腰を水平に回します。
たとえるなら、フラフープ?
からだが背骨で、フラフープが骨盤。
これを、上から見て左回し、右回し。
完成形は、八の字回し。

これはダイエットにも良いです。
お腹のたぷたぷが減ってきます。

この器具はないようです。
・・・と言うか、座っていてもできるし、
どこでもできます。
ただ、ちょっとあやしい動きかも。。。

私はお湯を沸かしながら、とか
CMになったら、とかルールを決めています。



このようなことを一つずつでも、
地味に続けて行くと、
呼吸のグレード、楽器のグレードがあがり、
歌うことを練習しなくても、
なんだか勝手に上手になって行く期間があります。
初心者さんこそ、なことです。


歌を始めたいのですが、
練習する時間や、お部屋似困ります。
と仰る方もお会いしますが、
最初は、歌う練習と言うより、
まず、こんなことをする。

だから、このためだけに時間を作らなくても大丈夫。
立っている時、お布団に入ったとき、
呼吸をちょっと意識してみる、
ながらトレーニングをする。

それから、楽譜を読むことをトレーニングする。
発音練習をする。


これだけでも、結構良い声が出ちゃったりします。
これこそが、ヴォーカルボディワークです。
からだを変えると声が変わる。
からだの使い方で声が変わる。


ほんとに人が持っている力って、
すごいです。


ライオンはストレッチしないで急に走っても、
怪我しないし、
オオカミは、発声練習しなくても、
良く通る声で遠吠えします。


私たちにも、このような力が
(少しは)残っていると、私は信じています。