三歩進んでちょっと下がる?2017年08月02日 23:10


今日は、学校の前期末試験。
私にとっては、前期最終日となる。



2限目は、ピアノの試験。

全員済んでから、一人一人に、
まず自分についての感想
それから、みんなの演奏を聴いての感想、
と話してもらった。


緊張した。
と、ほぼ全員が言う。

これは実はとても必要で、
とても良いことなんです。

緊張していない人の、
緊張感のない演奏は、
たぶん聴いていられない。。。

人前で生で、何かをするのだから、
まして、ピアノを弾いて歌うのだから、
緊張して当然だし、
その上で集中することを経験して欲しい。




以前、音痴じゃない自分を発見した学生は、
最初、ふわふわ弾いていたけれど、
途中でぐっと集中に入った感じがした。
これを話すと、本人も感じていたそうだ。

これこれ。
この感じ。

これは実際経験してでしか、
試せないこと。
試験の醍醐味。


3限目は、ペーパー試験。
まま、つつがなく。。。


そして、4限目。
また、ピアノの試験。

男子二人が、同じミッキーマウスマーチを弾いた。




あちゃー・・・・・・


一人目は、八分の六拍子が
四分の二拍子になっちゃった。。。

二人目は、リズムパターンが変わるところで、
倍の遅さで弾いてしまった。


おそらく、この二人、
先週一週間、とてもたくさん練習したんだと思う。
よく知られている曲が弾けるようになったことが嬉しくて、
耳にしている速さで、耳にしていた曲をイメージして、
弾き続けていたのだと思う。

せつない。。。


せっかく身についた、
数えて弾く、という所から
自己流へと流されてしまった結果になった。




全員弾き終えてから、
と言っても、このクラス、なんと3人という贅沢さなので、
一人ずつと連弾した。



そして、ミッキーマウスマーチ。
楽譜通りのバージョンに直して弾いてみてもらう。

ね、何を間違えたか、
もうよくわかる。
ほんの少しのこと。
たった何秒かの違い、なのに
楽譜と違った演奏になる。


拍って、リズムって、
繊細だね。
正確にって、こういうことを守ること。


最後の最後にとても大切なことが勉強できた。
いままで、きちんと練習してきたからわかること。




あのとき、
このように褒めてあげられなかったな。
私自身がうろたえて、どうする。。。


このブログ、読んでくれてるといいな。。。

数えましょうキャンペーン2017年07月04日 21:54


私が学校でピアノのレッスンを受け持つ
ほとんどの学生に、
数えましょうキャンペーンに
参加してもらっています。


数えながら、ピアノを弾くんです。


これが、以外とむつかしい。


特に、習ったことのある経験者の方が、
混乱するようなのです。
数えると弾けなくなるって。


でも、ちょっと待ってください、


保育士さんは、お遊戯も教えますよね。
カウントを取りながら踊れない、
ということにならないのか、心配になります。


カウントを取れて弾ける、
と言うだけで、
インターナショナルレベルで
弾けてることになりませんか?


初心者ならば、
楽譜を読むことと一緒に、
全て始めてから、なので、
むしろ、混乱が少ないようです。
数えないと弾けない、
と言い始めてくれたらしめたものです。


経験者で、
なかなか高度な曲を弾いているのに、
「自信がない」という学生は、
どこか基礎力が抜け落ちていることが多いです。
数えることが抜けてることは、
案外多いものです。


でも、確かに一見弾けているので、
数えて弾けなくなることをいやがります。

そんな時、私は良い方法を思いつきました。

連弾する、です。



その学生の好きな曲、弾きたい曲を、
連弾します。
するとその学生の耳には
仕上がりが聞こえているから、
数えやすくなります。
そして、さすが保育士志望。
優しいから、
私と合わせようと一生懸命になります。


隣の私はメロディーを付けて数えます。
すると、つられて一緒に数え始める。
あら、数えたらさっきずれてた所が合ってくる。

そこで、数えることが大切だったんだ、
と合点が行く。



好きな曲を弾きたい、
すてきな曲をすてきに弾きたい、
という気持は強いですね。
音楽の力です。


ちょっとめんどくさいのもわかります。
でも、ぜひ、数えてみてください。
バイエルから、
インターナショナルで弾きましょう!

ワンアップの瞬間に立ち会う2017年06月14日 20:38

今日の二限目。
男子学生二人についてのご報告。。。


二人とも、四月から私の担当となった。
最初、どこへ手をセットするかもわからなくて、
「ほんと、弾けないんっす」と言っていた。

しかし、今は、まず5つの音を覚えることから始めて、
手の動きを練習し、
コードを3つ、使えるようになって、弾き歌いも始めている。
もちろん、セット位置も完璧になった。


そんな彼等、来週から、保育園実習が始まる。
保育園なので、幼稚園ほどはピアノを弾くことがないらしい。
とはいえ、最初の一人が、
「もし、何か一緒に歌えたら、と思って、
時期的にかたつむりを練習してみた」と言う。
このようなことを言ってくれるだけでも、
ほんとに嬉しくなっちゃうんであるが、
とても上手だった。
正直、ちょっと感動。。。

そして、ピアノを弾く姿勢について話した。
彼は、すごいことにすぐに理解し、姿勢を作り、
声が変わった。    すごい。。。

そして、「今の話し声は、重いんだよ。
3割ぐらい、ミッキーの声を混ぜると良いよ。」
これが、一発でできた。
むしろ、私が驚いた。。。





それから次の一人。
彼は、先週、ピアノの音の高さに合わせて声を出す、
ということが突然理解できた学生だ。
カラオケでは、音痴(!)と言われていたけれど、
でもほんとは歌うことが大好きだったらしい。



実は、日本人には完全な音痴がいない民族だと聞いたことがある。
学生や、生徒さんを見ていると、確かにそうかもしれないと思う。
しかし、現実には音痴は存在してしまっている。

私は音痴には、3種類あると感じている。
1 音程音痴
2 リズム音痴
3 そのミックス   だ。

私は、この「音痴」の多くは、
耳から声へのルートが定まっていない、
ということが原因の一つであるように思っている。




この学生の場合は、リズムはきちんと合っていた。
なので、耳で聞いて同じ音を声に出す、
というルートが定まっていない、
ここで言えば、1 音程音痴 であったようだ。

今日の最初の歌も、きちんと音程に乗った歌になっていた。
彼の音痴は解消された。
これも、感動したなぁ。。。ちょっと鳥肌な感じだった。
このような瞬間があるから、この仕事、大好きなんです。

先週は、耳で聴いた音を声に出す記念日だったんだね。
音をしっかり意識して聞いて、その音を声に出す。
この感覚を発見したんだね。
これは、当たり前にできる人には、無意識の作業であるが、
これをしないで歌った歌は、音痴になってしまう。



さて、この二人には、「きらきら星」を、
ほんとうにきらきら歌ってみよう、と提案してみた。
2オクターブ上で、弾くだけなんだけれど、
きらきら感が出て、オルゴールみたいな感じになる。
きっと子供たちは喜んで歌ってくれると思うよ。
実習で、させて頂けるかは、わからないけれど、
楽しみを持って実習先へ行ける助けになれていると良いです。




本当に音楽の力は圧倒的に偉大です。
ありがとう。ありがとう。

次のレッスン2017年04月24日 10:25

前回、楽譜のルールを覚えてもらって、
何ができるようになるか。

最初、ピアノのどこへセッティングするかがわかる。
これは、私たちも、今でも同じ順番で準備すること。
そう伝えると、割と驚かれたりする。。。
それぐらい、基本的なこと。
まず、どのゲームのアプリを開くか、」ぐらいのことだろうか?

そして、前回は、X軸=音の高さについて。
今回は、Y軸=音の長さについて。
これは、音符ピザ、というのを考案してみた。
1枚のピザを分けるように、音符は長さと名前が決まっている。

これで、大きな意味で楽譜は読める。

しかし使えるピアノになるために、
「数えましょうキャンペーン」に参加してもらう。
数えながら弾くんである。
そうなると、次に知りたいのは拍子記号。
五線紙は、左から見て行くが、なぜか。

見たまま、すぐに弾けるよう、
工夫に工夫を重ねられてきた。何百年も。
それはすばらしいもので、楽譜は世界の言葉、
とも言えるのではないか、と思うぐらいだ。

だから、ルールも左側からのことを勉強すると早い。
理にかなっている。

さて、数えましょうキャンペーンであるが、
これは、少し楽譜が読める、
聴いたら弾ける、といったタイプの学生には、むつかしい。
返って弾けなくなる、という。
その通り。
でもね、数えずに弾けたからって、それで良いのかな?
お遊戯指導で、数えながら踊れない先生になっちゃいませんか?
数えずに、教えるのは、かえってむつかしくないですか?

それをすることで、リズム音痴予防になっていると、思いませんか?
その為のお遊戯でもあるのでは?

仕事に入ってしまえば、丁寧に練習する時間は
なかなか取れないだろうと思う。
ぜひ、学生のうちに、ここはがんばりませんか?
学生の今なら、私も一緒に数えよう。
ややこしいし、めんどくさいし、いらいらしちゃうかもしれないけれど、
ここはひとつ、1ヶ月で良いから、試してみませんか?

大学でのピアノレッスンが始まりました。2017年04月15日 12:25

今週から、浦和大学での授業が始まりました。
私は、こども学部の学生への
ピアノレッスンも担当させていただいています。
保育士志望の学生の中には、
初めてピアノを習う学生も少なくありません。
このカテゴリーでは、そのレッスンの様子を書いてみようと思います。
ピアノ初心者の方へ、何かの助けになると良いと願っています。

この授業は、まず半年、受け持ちます。15回レッスンです。
今年は、6名で90分。全員ピカピカの一年生です。

まず今日は、楽譜を読む力(自己申告)でグループに分けてみました。
大きく3つ。
長くピアノを習っていた学生  1名。
数えると読める学生       3名。
読めない学生           2名。
欠席 1名。

まずは、弾ける学生。
この学生は、もう既に保育士さんとしては充分弾けるように思いました。
後は、基礎的なことの確認と、レパートリーを増やすこと、歌えること。
まだ入学したところなので、大変頼もしい限りです。

次に数えれば読める学生。
ト音記号は、あと少し。ヘ音記号は。。。
ということで、まずコードネームから始めることにして、
来週までに、その準備を宿題にする。
右手のみ、(数えながら)弾いてこよう。
数えながら、に関しては今日伝えきれない学生もいるので、
コードに慣れつつ、数えてもらおう。

そして、全くの初心者。
まず、楽譜のルールから説明する。

楽譜にも、ゲームのようにルールがあって、
それがわからないと、楽しめない。
このルール、実は文部科学省的には
小学生で理解していることになっているようで、
それを忘れていたりすると、まずここで躓いてしまい、
それは、劣等感に繋がったりする。
もったいないことだ。
まず、楽譜を読めるようにならないと、
いざ仕事、となったとき、自分ひとりで練習もできない。

とりあえず、楽譜はX軸Y軸のグラフの様な仕組みであること。
そのうち、今回は縦方向 X軸に関することを説明した。
音で言えば、高さ。ドレミのことだ。
次は、Y軸に関して。音符の長さのことだ。
この二つがわかって初めて、
自分一人で、効率よく練習することができるのではないか、と思っている。

私の仕事は、
仕事として使えるピアノ、弾き歌いを
できるだけ短い練習で、
自分でできるようになっている状態にサポートすることだと思っている。

限られた時間のなかで、どれだけできるか、
いつもわくわくして、取り組んでいます。

半年後、どこまで行ってるかな?
1回1回、さっきまでと違っているように、がんばりましょう!