声の張りの作り方2018年08月06日 23:55



先日の続きである。

声に張りを作るには、
肋骨をふっくらさせたまま、
つぶさない姿勢で暮らして見よう!

これが、WSの来月までの宿題であった。

ではどうすれば良いか?


WSでは、
肋骨のつり上げ方を、試したのだが、
これをここに書くのは、難しい。

と言うことで、別の試し方を一つ。



肋骨は、つぶしていることも多いけれど、
ねじっていることも多いのだ。
それの調整の仕方である。


乳首の2点と
おへそを繋いで、さかさま二等辺三角形をイメージする。
その「面」を正面に向けてみよう。

いかがだろうか?
左右の高さの差やねじれなどを感じませんか?



この面を、正面に向けて暮らしてみよう。



これだけでも、結構調整できるかと思う。


歩く時も、である。


バックを肩にかけていると、
どちらかに傾きやすい。
もしくはねじれやすい。

リュックだとしても、今度は、
この「面」が折れ曲がる。
或いは後ろに反れる。


等々、気づき始めると、
自分で癖を調整しやすく、
美しい姿勢、使える姿勢に近づけるかと思う。
すると、声の張りはすぐそこだ。

  



で、今日の写真。
ちょっと形は違うけれど、
この金の字を
さかさま二等辺三角形に、イメージすると良いかも、
と思ったので、
金太郎です。。。

レッスンにも怪我の功名2018年08月04日 23:07


一週間前ぐらいに風邪を引いて、
まだ、ちょっと鼻がグスグスする、
と言う方のレッスンの話である。

習い始めてまだ何ヶ月目かの方である。

「こんな調子なのに、来て良いのか、
迷いました」

そうでしょうとも。



でも、このようなときはチャンスである。
しかも、咽頭辺りは何でも無いと言うではないか。


歌のレッスンをして大丈夫かどうか、
と言う判断は、
のどや声帯が腫れていないかどうか、
で判断するようにしている。


もちろん、見えないわけだが、
様子や声を聞くとだいたいわかる。
そして歌ってもらうと、
もっとわかる。


私自身の経験から、
このようにちょっと調子が良くないとき、
思わぬ良い成果が出ることを知っている。


鼻がグスグスであれば、
鼻の響きが練習しやすくなり、
声がちょっとだけ疲れていれば、
良い発声位置がつかめたりする。


からだが疲れ切っているならば、
やめた方が良い。




昔、ちょっと睡眠不足と言うだけで、
声が出にくかったものだが、
発声のテクニックが上がると、
それもだいぶ軽減されるのである。

但し、徹夜してるなら、
歌わない方がいい。





お休みです、と伝えるのが嫌で、
ちょっとからだが不調なのに、
レッスンに行ってしまった時に、
教えて頂けた。


そのような日でも、
来れるようなら、来てみると良いのよ。
365日全て絶好調なんて、
あり得ないのだから、
このような経験をしておくことも大事なの。
レッスンできることはたくさんあるのよ。
声を聞いて無理ならしないから。


その先生は仰ったものだ。


このアドバイスは、とても役に立っている。


ちょっとぐらい元気ないな、
でも行っちゃえ、
と思えて行くと、
むしろ元気になって帰って来ることも多かった。

歌うことそのものがヴォーカルボディワーク、
ということだ。




からだとメンタルは、
別々だけれど繋がっているのだ。
面白いでしょう!

声にだって張りが欲しい2018年08月03日 23:23



「声のアンチエイジング」についての、
WSをしてきた。


WSと言うより、講義になってしまった感がある。


今日はまた、良い質問が来るのである。


嬉しい。



実は、
「声のアンチエイジング」は、
「身体のアンチエイジング」でもある。


声を出すということは、全身運動なのだから。
そして有酸素運動。

歌う、となると
それに、音符を見て音程を取り、リズムを取ること、
歌詞を見ること、音楽を考えること、などなど。
もう究極のぼけ防止とも言えそうだ。
同時に、頭もからだも、
いろいろなことをするからだ。



今日の隠れ大テーマは、
「肋骨」。

これを元のふっくらした形ではなく、
上から押してつぶしたような形になっている方が、
或いは、つぶして使う方が、
結構いらっしゃる。

こうなると肋骨の下についている横隔膜を、
のびのびと使えない。

となると、呼吸が浅くなる。


私はこれが老化の第一歩ではないか、と
最近思うのだ。




中国では、このようなお話があるそうだ。
動物は一生にする呼吸の数が決まっている。
亀は、一呼吸がゆっくりだから長生きする。
人も呼吸が浅ければ、回数が増えるから、
早く使い切ってしまう。

たったの肋骨の形が、
寿命を決めるのか、と思った。


肋骨が元の様にふっくらしていると
横隔膜が柔らかく動きやすくなる。
すると呼吸は深くなる。

そして、なんと声に張りが出る。

横隔膜と声の張りは、
関係が深いのだ。


ね!


繋がっているのです!


暑くって大変だけれど、
肋骨をつぶさないような姿勢で、暮らしてみませんか?
深い呼吸を味わって見ませんか?


こんなにも暑くない夏なら、
湿気のあるこの時期、
呼吸練習は、割と向いている。

秋になり、空気が乾いてくる前に、
呼吸が深くなっていると良いのだけれど。。。





今日の写真は、
ヨーヨー。

そう。
張り、なのだ。

しっかり立つ2018年06月23日 23:53


今日は月に一度のヴォーカルボディワークのWSでした。


しっかり立つ。
これはとても大事です。

それができていないと、
美しい姿勢は作れず、保てず、
呼吸は浅くなる。
声は自由がききません。



しっかり立てれば、
上半身の余分な力は抜けやすくなります。
安心と安定が、支えてくれるからだと感じます。


この鳥は、
しっかり枝と掴んで立っています。
私たちもしっかり地面を掴むように立っていたい。

それでいて、しなやかに。



それは美しい姿勢と、
自由な声を出すための準備です。


歌うためにこんな準備もするんです。
面白いでしょう?

私に気功がくれるもの2018年03月08日 14:23

20年弱前、
私は車を運転中に、交通事故にあった。
先頭で信号待ちをしていて、
一つ前の信号を見て発進した10トントラックの前にいた。

そのトラックは無傷。
こちらは後ろのトランクが使えなくなるぐらい、
と私がむち打ち。

全治2週間。
しかし、半年、かかった。
でも、「完治です」とお医者に言われても、
さっきと何にも変わっていないし、
3ヶ月前とも変わっていない。


さて、ここから歌うことに戻るのに、
ジムに入り、水泳やら、筋トレやら、
エアロビ(!)やら、始めるわけである。



ここから、私のからだ探究が始まる。

このジムで出会ったヨガの中村先生もすばらしかった。
きくち体操、野口体操、三軸修正法、
岡島瑞德氏、甲賀先生や野口整体の本、
田畑氏のロルフィングも受けた。
そして、気功。

整体師認定は、この気功のクラスに通っていた学校で、
頂く事になった。




この20年の間で、
身体ブームというものが
3回ぐらいあったように私は感じている。

上に挙げさせて頂いた例は、
もちろんどれもすばらしく、
今の私に影響が大きいもの。

他にも、身体ブームの波の度、
いや、そうでないときにも、
上の方や、その筋の方々が
正しく、すばらしい情報を出して下さっている。


そう、正しくない情報も、中には出てくるんである。。。


それはさておき。



歌う私が
自分の調整のために使って使い勝手が良いもの。
それは、まず一人でできること。
そして、一人でしても、道からはずれず、
効果が上がるもの。
怪我の心配がより少ないもの。


そのように選んでいくと、
日々できることは、だいたい決まってくる。
それぞれから良いところ取りをするんであるが、
やはり一番勉強が長い気功は、使いやすい。


私のむち打ちを治してくれたのは、
「亀の気功」だし、
かぜの引き始めは「震動功」
むくみとりには、「ゴキブリ運動」


気功はシンプルなからだの動きで、
血流を助け、血流が良くなることで気が動く、と考える。
全身に影響が期待できることがすばらしい。
そして、呼吸と動きが合わされば、呼吸が変わる。
医学としての気功の動きは、
もちろん医学的予防的効果も期待できて、
内臓のマッサージができると考えられる。
そして、気が動けば、気分が変わり、
気持のエネルギーも上がるというものだ。


私の座右の銘は、
「一石二鳥」なのだけれど、
何鳥にも増やすことができちゃうぐらいじゃないか。

元気、エネルギー、呼吸、筋力
どれも、歌に必要だ。


そして、ヨガもそうだが、
人と比べない。
さっきの自分と比べる。
以前の自分と比べる。
これも、最初は慣れないことだった。
それから、「上手になる」ということのひとつの目安は、
動きの美しさ。
これもいい。



一つ一つ、箇条書きにはできないぐらいの効果。
それぞれが絡み合っているし。
からだにも心にも、影響がある。


先生は気功は未来を変えると言う。
本当にそうだ。


ありがとう。ありがとう。