音痴回避について思うこと2019年09月14日 23:50


音痴について考えたので、
その回避法については、簡単である。

インプットのラインも、
アウトプットのラインも、
けもの道でなく、
高速道路にすればいいのだ。

まず、インプットは、
出来るだけ小さな頃から、
(実はお母さんのお腹の中、
5ヶ月から耳の機能ができ始めるそうだ。
それで、胎教ということになる。)
声を、音を聞くことだと考える。

胎児がまず耳にするとしたら、
お母さんの心臓の音や、血流の音である。
そして、お母さんの声とその響きを感じる。
何しろ、ダイレクトに、
内側から感じるわけで、すごいことだと思う。

だから、黙っていないで、
語りかけるといい、ということになり、
歌う私からしたら、
ぜひお母さん自身が歌えばいいと思う。
クラシックでなくて、もちろん構わない。

お母さんのお気に入りを、
まず、自分のために歌ってみるといいと思う。
メンタル的にも、いいのではないか。

もちろん音読、でもいいわけではあるけれど。

このように、まずはインプットの道を少し整えておく。

そしてアウトプット。
これはもう、
まず真似をしてもらうことを考えたらいいと思う。
なので、動物の鳴き声などは、
ぜひ本気で真似ごっこをしたらいいと思っている。

私たちの発声も、
動物にインスパイアされることは多かったりする。
だって、通る発声だから。
通らないと、死活問題だもの。。。

そして、歌。

お母さんのなま声で、
家族のなま声で、ぜひ歌ってほしい。
CDも悪くないけれど、ぜひなま声で。

音痴がうつる、という心配は無用です。
間違った音で覚えてしまったとしても、
大人になったら、
理性的に直せるようになっているはずですので。

声がよくないから、
という心配も無用です。
ただ、優しい声で歌ってください。
大きな声ではなく、優しい声で、です。
自分も気持ちが良いと感じる声でいいんです。

(叫んでいるお子さんを見かける。
これは、何か問題がないのなら、
ぜひ、公と私的ということを、
雰囲気で伝えることをしてほしい。)

やさしいなま音の音楽があって、
公と私の雰囲気の違いが感じられる場所。
公だけど、みんながリラックスしていて。
食べながら、飲みながら、だったらもっといい。
グランドピアノがあれば、ベスト。。。

それを実現しようと思った。

今日の一枚は、
そんなライブ?のちらし。
そんな場所があったのだ。
それで、先月から始めてみた。

音痴回避のためだけではないのだけれど、
もっともっと、語りたいところだけれど、
また、おいおい。。。

音痴について語ってみる2019年09月13日 01:17


「日本人は音痴がいない民族である。」

これ、頷けますか?


私は、頷ける。

少なくとも、
0人ではないとしても、
本当に音痴の日本人って、すごく少ないと思っている。
ほんとはいないんじゃないか、と思ってる。

一般的に言う「音痴」とは、
私にとっては、音痴には入らない。

その音痴は、回避できたはず、
あるいは、これから矯正可能だと考えている。
そう感じることがほとんどなのだ。

一般的音痴には、3種類あると考えている。
リズム音痴 … 拍が取れない、もしくはテンポが取れない
音程音痴 … 音程が取れない
その両方ミックス音痴

概ね、思い当たるとしたらミックスタイプかと思う。
その割合は、個人差があるが、
ミックスが多いように思う。

そしてこの二つは、
大人になっても程度の差はあるが、
改善する可能性はとても高い。
ちょっと根気がいるけれど。。。

改善できると言うことは、
そうなった原因を考えられるわけで、
それは、シンプルに、
音楽経験の少なさだと思っている。

自分で声に出したりすることはとても大事な音楽経験だ。
でも、それよりも前に出来ること、
というか、しているはずのことが、聞くことである。
これが少ないと、音痴度が上がる。

聞く経験が少ないので、
気にする、とか
感じる、聴くとかいう回路が
あまりはっきり繋がっていないイメージだ。

そこがまず曖昧なのに、
聞いたことを声に出すということは、
その回路はもっとけもの道である。

インプットのラインも、
アウトプットのラインも、けもの道。
これが、殆どの日本人の音痴の状況ではないだろうか。

あと、特記事項として、
加齢、が関係することがある。
音程を支える筋力が弱って、音程がちょっと外れる。
息が続かなくなって、音程が下がる。
などなど、
歌は呼吸筋との関係が深いので、
加齢が原因になることもあるようだ。
というか、からだ全身で歌っていれば、
逆に呼吸筋トレーニングになるということである。

さて、今日の一枚は、
秋のおさらい会「もみじコンサート」のフライヤー。
春のさくらコンサートの秋バージョン。

ちょっと自慢なのは、
うちの生徒さんたちは、回を重ねるごとに上手くなる。
当たり前のようなのであるが、
これが結構、すごいことなのだ。

なぜ年を重ねて、
加齢しているのに上手くなるのか、
といえば、ひとえにからだで歌うことをテーマに、
声楽を習っているからだ。

この道50年の大工さんや寿司屋の大将のように、
人生70年のからだ使い、なんである。

私音痴なんです、と言って始められた方も、
子供の頃に音楽経験を持っていたなら,
その音痴はいつしか、改善されていくのだ。

だいたい、他の人と比べて、
私は外れてる、って聞こえてるなら、
ほんとの音痴じゃない。
そうでしょう?

簡単に音痴って言い過ぎ。。。

近代的な洗面台2019年09月05日 22:50

今日の一枚は、洗面台。
ブラチスラヴァのモールで入ったトイレだったと思う。

少し前までは、
入り口におばあちゃんがいて、
お金を払って、
場合によっては、
ペーパーも一回分に切ったものを渡されて、
用をたすシステムだった。
このおばあちゃんが、ちゃんと掃除をしてくれるので、
とても綺麗だけれど、
小銭がないと入れないし、
この量では、紙が心もとなかったりするし、
私にとっては、使い勝手が良くはなかった。

でも、ブラチスラヴァじゃ、
そんなトイレは見かけなくなった。
そもそも、もうそんな仕事のエキスパート?
もいなくなってるのかもしれない。

で、今回ハイテクになっていた。
左から順に、石鹸→水→ドライヤー になってる。
すごい。
一石三鳥。

この国は、冬が寒いので、
水道は、お湯も出る確率は高い。

でも、トイレで水の音は流れない。
これは、日本ならではじゃないか。

こちらではどうなってるか、というと、
ドアがきっちり閉まることが多い。
上とか下とかに隙間はない。
天井から床まで、ドアがある。
完全個室。

特に非常呼び出し用のボタンもない。
だから、どっちが良いのかわからないけれど。
考え方の違いが、こんなところにも現れるんだね。。。

取れたタイヤ2019年09月03日 23:59

今日の一枚は、
壊れたトランク。
タイヤが取れてた。

一通りの旅行を無事に終えて、
トランクが出るのを待つ時間は、
最後の、あるいは最後から二つ目の
緊張する場面だろう。

少し前は、ほんとにトランクが出てこない方を
何度か見かけたことがある。
最近は優秀だね、
なんて思ってると、
私のトランクが、
なにやらラックのようなものに入って出てきた。

へえ、こんなの初めてだ。

そりゃそうだ,
タイヤ、無い。

ウィーンで預けるまでは、
普通にガラガラしてきたのである。

係りの人に話すと、
対応してくれた。

書類を作る。
何年使い、何回使い、いくらで購入したか?

家までは頑張って持って帰る。
指定された宅配便に電話すると、
取りに来てくれるそうだ。
修理屋さんまで、届けてくれて、
修理して、戻してくれるんだそうだ。

すごいシステムになってるものだ。

今週中には、修理に出そうと思う。

青の教会2019年09月02日 23:49

これは、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァにある、青の教会。
建物がこのようにスカイブルー。
中も、ステンドグラスも、
パイプオルガンも、
司祭様の着ているものも、
スカイブルー!

このような教会が、
いつも泊まっているホテルのすぐ近くにあった。
鐘の音を聞いていたと思えるぐらい、近かった。

あるのを知ったのがちょっと前で、
見に行きたかったけれど、
今年の研修では、
ブラチスラヴァに寄る予定になっていなかった。

しかし、である。

レッスンを終えて、ウィーンへ戻って、
ちょっとだけ、
2日だけバカンスがあった。
そのうち1日、
初めてブルノで講習に参加した時に出会った友人と
ブラチスラヴァで会うことになった。

チェコからはるばる来てくれるんだと。
彼女には、どうやって返せばいいのかわからないぐらい、
ご恩があるのだけれど。

彼女は、ブラチスラヴァに住んでいたことがある。
なんと、今は無きロクシタンで働いてたんだって!
そんなこと、初めて聞いたよ。

連れて行こうと思っていたお店を間違えて、
ごめんね、な食事を終えて、
彼女を見送った。

夕方だから、まだまだ明るい。
青の教会。
調べてみると、土曜日の午前中と夕方しか公開していない。

えー 今日じゃん。
っていうか公開まであと15分。
歩いていくうちに時間になるぐらい。

こりゃ、行くよね。


で、この写真。
ほんとの色は、もう少し深い青。
この教会へ入っていく方達の服装も、
ブルーが多い。

おお、オルガンがなった。
歌も聴けた。


実はウィーンとブラチスラヴァは、近い。
バスで、1時間かからない。
ブラチスラヴァに泊まって
ウィーン観光っていう手もある。
前にそうしたこともある。

でもこのところは、
道路事情で時間が読めないから、
飛行機に乗る前の日にはウィーンにいることにしている。

さて、あと1日。
ウィーン観光!
と言いたいところではあったのだが、
何しろ、暑い。
日陰がなく、クーラーもない美術館も多い。


娘は、昨日お店を間違えて食べられなかった、
お気に入りの豚肉のクレープ包み?
パラチンキを食べたいそうで、
結局2日続けて、ブラチスラヴァに行った。

朝のバスの運転手さんは、2日とも同じで、
覚えててくれた。嬉しそうだった。

ブラチスラヴァ、好きなのだ。
もう地図もいらない。
なんとなく歩いていても、
小さな町なので、暑ければ木陰に入れるし、
一つ路地へ入れば、涼しく、静かだ。

ウィーンだと
地下鉄移動もしくはトランバイ移動、になるところ、
ブラチスラヴァは、歩いていける。
だいたい、なにがどこにあるかもわかってる。
そして、ドナウ。
ウィーンにもある。
でも、やっぱりここからの川は好き。
調べなくても、歩いてこれるし。

そう、もう調べに疲れてきたんだね。。。

ただただ、当てなく歩いてるだけで楽しい街。
気づけば、一万五千歩とかになってるのだ。

2日目は、UFO橋を歩いて渡った。
観光らしきことをした。

川のほとりでぼーっと、
犬と猫を散歩させてる人なんか見てたり。
来年のオリンピックのキャラクターうちわで
あおぎつつ歩いてる現地人と話したり。

とても、穏やかで、幸せな時間だった。